戦場のメロディ A FLAME TO THE PHOENIX
〈ビデオ解説より〉
解説
いま、世界的にイギリス映画の渋さが受けている。ハリウッドはイギリスのTVやインディーズ作品に目をつけ、優秀な監督をスカウトしているらしい。
このドラマも絶対にイギリスならではの味つけ。クールで孤独でロマンティックで、やや苦い。
1939年夏のポーランドが舞台。第二次世界大戦前夜のおはなしである。恋のプレリュードを引き裂く残酷な戦闘機。爵位を持つ人たちにも容赦しない歴史の曲がり角。時代と愛の嵐。
「帰ってらっしゃいね」と見送りつつ、伯爵夫人は若者が戦場からもどらないだろうと予感していた。
戦場では一瞬のうちに生が死にかわる。勲章を胸に飾った将軍も恋をする若者も、すべての人たちがひとつぶの弾丸で木の葉のように散っていく。
ラスト・シーンの暗闇の中から聞こえてくるセリフが忘れられない。
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