ジェニーの戦争(1985)JENNY'S WAR

<物語>

 アメリカ人女性ジェニーの息子ピーターは、イギリス空軍に参加して対独爆撃に従事していたが、1941年にドイツ上空で撃墜され行方不明になってしまう。息子の消息を確かめるためにドイツへ渡ろうとするジェニーだが、アメリカ人がドイツへ行くことは公用でもない限り許されていなかった。しかし、ジェニーの夫がドイツ陸軍のコーニグ少佐であることを知ったイギリス情報部は、ジェニーに接近してドイツ行きと引きかえに密使になることをもちかける。

 条件を受け入れてドイツに渡ったジェニーだが、夫からは息子は死亡したと聞かされる。失意のもと帰国するためにスイスへ向かうジェニーだったが、乗り合わせた列車でピーターの友人で逃亡中のパディに会い、彼の話から息子がまだ生きていることを知り、ジェニーは国境手前で列車から下車する。

 ジェニーは旧友のもとに身を寄せ、息子に関する情報を収集するために強制労働に従事しているイギリス軍捕虜に接近するが、そこで脱走を図る捕虜に服を奪われてしまう。逆に捕虜の服を着たジェニーは、捕虜と一緒に収容所に行くはめとなってしまうが、収容所に身を隠しているうちに息子ピーターと再会する。収容所からの脱出を図るジェニーとピーターだったが、彼らを捕えんとゲシュタポと夫のコーニグ少佐の追手が迫っていた。


「ジェニーの戦争」は、ジャック・ストーンリー原作の同名小説に基づいた1985年製作のテレビミニシリーズで約3時間の作品です。この頃は、こういったテレビのミニシリーズが結構製作されておりました。私はCSのスーパーチャンネル(当時)で放送された時に観戦しました。なお、この物語は事実に基づいているとのことですが、本当かどうかは判りません(笑)。

戦争映画補完計画

私の好きなWWⅡドイツ軍関係の戦争映画、特にマカロニコンバットやユーゴ製の戦争映画を中心に紹介するページです。あとテレビ洋画劇場世代なので、吹替版の映画も大好きです。