戦場のメロディ(1985)A FLAME TO THE PHOENIX
〈ビデオ解説より〉
原作/ムレー・スミス
監督/ウィリアム・ブレイン
撮影/マイク・ポップレイ
音楽/クリストファー・ガニング
美術/デビッド・バックストン
編集/アンソニーハム
主演/フレデリック・トレベス
アン・ファーバンク
マルコム・ジェミソン
ベネディクト・テイラー
解説
いま、世界的にイギリス映画の渋さが受けている。ハリウッドはイギリスのTVやインディーズ作品に眼をつけ、優秀な監督をスカウトしているらしい。
このドラマも絶対にイギリスならではの味つけ。クールで孤独でロマンティックで、やや苦い。
1939年夏のポーランドが舞台。第2次世界大戦前夜のおはなしである。恋のプレリュードを引き裂残酷な戦闘機。爵位を持つ人たちにも容赦しない歴史の曲がり角。時代と愛の嵐。
「帰ってらっしゃいね」と見送りつつ、伯爵夫人は若者が戦場からもどらないだろうと予感していた。
戦場では一瞬のうちに生が死にかわる。勲章を胸に飾った将軍も恋をする若者もすべての人たちがひとつぶの弾丸で木の葉のように散っていく。
ラストシーンの暗闇の中からきこえてくるセリフが忘れられない。
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