ナチ収容所秘話/命を買った男(1988)THE TENTH MAN

〈ビデオ解説より〉


スタッフ

製 作・・・・・・・・・・・ディヴィッド・A・ロースモント

               ウィリアム・ヒル

監 督・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジャック・ゴールド

脚 本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リー・ラングリー

原 作・・・・・・・・・・・・グレアム・グリーン(同名小説)

撮 影・・・・・・・・・・・・・・・・・・アラン・ヒュームB.S.C.

音 楽・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リー・ホールドリッジ

美 術・・・・・・・・・・・・・・・・マイケル・ストリンジャー

編 集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミリー・ムーアA.C.E.


キャスト

シャヴェ・・・・・・・・・・・・・・・アンソニー・ホプキンズ

テレーズ・・・・・・・・・・・・クリスティン・S・トーマス

詐欺師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディレク・ジャコビ

牧師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シリル・キューザック

テレーズの母・・・・・・・・・・・・・・・ブレンダ・ブルース

テレーズの兄(第10の男)・・・ティモシー・ワトスン


「第三の男」に先立つグレアム・グリーン幻の書きおろし

「第10の男」映画化。サスペンスの醍醐味!


ドイツ占領下のパリでは手あたりしだい市民が捕らえられ、抵抗運動へのみせしめに処刑された。囚人10人につき1人が殺されるとき、弁護士シャヴェヘルに銃殺刑のくじが当った。彼は仲間の一人に財産のすべてを与える条件で身代りになってもらい、銃声。若い命が散った。

戦争は終り、解放された彼の足はかつての我が家へ向かった。住んでいるのは身代りになった仲間の妹と老母。妹は兄を犠牲にした男シャヴェルに激しい憎しみを抱いていた。彼は兄の友人として、以前の自分の家に使用人となって住みこんだ。妹は彼が本物のシャヴェルだとは疑おうともしない。しかし雷雨の夜、シャヴェルを名乗るもう一人の男が現われた・・・・・。予期せぬどんでん返しの連続グレアム・グリーン独自のミステリーの世界がはじまる。

「第三の男」(49年)の5年前、グリーンが書きおろした短篇の初映画化。「エレファントマン」の医師アンソニー・ホプキンズ、「ハンドフル・オブ・ダスト」のクリスティン=スコット・トーマスが熱演する。(日野 康一)

(1988年度作品日本未公開)

戦争映画補完計画

私の好きなWWⅡドイツ軍関係の戦争映画、特にマカロニコンバットやユーゴ製の戦争映画を中心に紹介するページです。あとテレビ洋画劇場世代なので、吹替版の映画も大好きです。