追想のかなた(1986)THE ASSAULT

〈ビデオ解説より〉


侵攻するナチ美人レジスタンスやみの中の死体・・・

遠い過去の殺人の記憶を男は探し求める!


 ハリー・ムリッシュ著によるベストセラーの映画化で、世界的に名声を獲得しつつあるオランダNo.1監督のフォンス・ラデメーカーズ作品。主演は「存在の耐えられない軽さ」のデレック・デリント。1986年度のアカデミー外国語映画賞ほか、ゴールデングローブ賞、シアトル国際映画祭で賞を独占した名作。

 舞台は1945年ナチ占領下のオランダ。その非道ぶりで悪名高いナチの協力者が、帰宅途中に暗殺された。その死体がスタインベック家の庭に投げ込まれた。間もなく、ドイツ軍が到着、残虐な報復の末、スタインベック家を焼き払い、一家を惨殺。だが末息子アントンだけは、運よく生き延びた。アントンは過去の悪夢を忘れるよう努め、あえて普通の人間として成人する。麻酔医として名を成し、サスキアとの幸福な結婚、ベビーの誕生・・・、彼の人生はすべて順風満帆に思えた。しかし過去はアントンの心の奥に潜み続けた。銃の引き金を引いたのは?死体をアントンの家に投げ込んだのは?ついにアントンは一人の老人から真相を聞かされる―。


1986年製作


<スタッフ>

製作総指揮:ジョスパンテールリンデン

製作・監督:フォンス・ラデメーカーズ

脚本:ジェラルド・ソートマン

撮影:テオバンダー・サンド

音楽:ジュリアン・アンドリーセン

原作:ハリー・ムリッシュ


〈キャスト〉

アントン··········・・・・・・・デレック・デリント

アントン(少年時代)・・・マーク・バン・ウキリー

サスキア/コスター・・モニック・バン・デ・バン

ヘス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョン・クレイカンプ

パーマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ビー・デ・ウイン


■オランダ映画英語版カラー/約125分

戦争映画補完計画

私の好きなWWⅡドイツ軍関係の戦争映画、特にマカロニコンバットやユーゴ製の戦争映画を中心に紹介するページです。あとテレビ洋画劇場世代なので、吹替版の映画も大好きです。