魚雷艇109(1963)PT 109

〈ビデオ解説より〉


第2次大戦中、日本軍と戦った──ケネディ大統領の愛と勇気のドラマ!


 第42代米大統領であるジョン・F・ケネディは、第2次大戦中、魚雷艇(PT)109の艇長としてソロモン諸島の海域で日本軍を相手に活躍した。これはケネディ中尉と乗組員たちの物語である。

 1943年8月、ケネディ中尉の指揮する魚雷艇は、日本の駆逐艦「天霧」によってまっ二つにされた。ケネディ中尉は味方に救助されるまでの39時間のうち30時間海上で過ごすが、彼自身負傷していたにもかかわらず、重傷の兵を近くの島まで牽引し、敵中で緊張や恐怖と闘いながら、的確な判断で、生き残った乗員11名を安全なところまで導いた。

 この映画は、このような太平洋戦争中に起こった歴史的な事実をもとに、魚雷艇をはじめ細部にわたってリアルに描き、スリリングな戦争映画として再現された。

 ケネディ中尉には、ケネディ大統領自らの選択でクリフ・ロバートソンが起用されたが、その力強い演技は印象的だ。彼は後に1968年『まごころを君に」でアカデミー主演男優賞を受賞している。


1963年製作

<スタッフ>

製作:ブライアン・フォイ

監督:レスリー・H・マーチンソン

脚本:リチャード・L・ブリーン

撮影:ロバート・サーチース

原作:ロバート・J・ドノバン

〈キャスト〉

J.F.ケネディ中尉・・・・・・・クリフ・ロバートソン

トム少尉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイ・ハーディン

リッチー中佐・・・・・・・・・ジェームズ・グレゴリー

ロス少尉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロバート・カルプ

クラスター中尉・・・・・・・グラント・ウィリアムズ

戦争映画補完計画

私の好きなWWⅡドイツ軍関係の戦争映画、特にマカロニコンバットやユーゴ製の戦争映画を中心に紹介するページです。あとテレビ洋画劇場世代なので、吹替版の映画も大好きです。