さすらいの航海(1976)VOYAGE OF THE DAMNED

〈ビデオ解説より〉


<スタッフ>

監督・・・・・・スチュアート・ローゼンバーグ

製作・・・・・・・・・・・・・・ロバート・フライヤー

脚本・・・・・・・・・・・・スティーブ・シェイガン

  ・・・・・・・・・・・・・・・・デビッド・バトラー

原作・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゴードン・トマス

  ・・・・・・・マックス・モーガン・ウィッツ

音楽・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラロ・シフリン

撮影・・・・・・・・・・・・・・ビリー・ウィリアムス

衣裳・・・・・・・・・・・・・・・・フィリス・ダルトン

編集・・・・・・・・・・・・・・トム・プリーストリー


<キャスト>

デニス・クライスラー・・・フェイ・ダナウェイ

エーゴン・クライスラー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オスカー・ウェルナー

シュレーダー船長

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マックス・フォン・シドー

マックス・グンター

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マルコム・マクドウェル

アンナ・ローゼン・・・・・・・リン・フレデリック

リリアン・ローゼン・・・・・・・・・リー・グラント

ミーラ・ハウザー・・・・・・・・・キャサリン・ロス

ホセ・エステデス・・・・・・・オーソン・ウェルズ

モリス・トローバー・・・・・・・・・ベン・ギャザラ

外務長官レモス・・・・・・・ジェイムス・メイスン

マヌエル・ベニテス・・・・・・・ホセ・ファーラー

オットー・シーンディック

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルムート・グリーム

アーロン・ポズナー・・・・・・・・・ボール・コスロ

ワイラー教授・・・・・・・・・・・ルーサー・アドラー

ブルー大統領・・・・・・・・・・・フェルナンド・レイ

ハウザー夫人・・・・・・・・・・・・・・・マリア・シェル

カール・ローゼン・・・・・・・サム・ワナメーカー

レベッカ・ワイラー・・・・・ウェンディ・ヒラー

ハウザー・・・・・・・・・・・・・・・ネヘミア・ベルソフ

日本語字幕入り 183分


<解説>

全世界から見捨てられた937名のユダヤ人をのせて、大西洋をさすらうセントルイス号。 故国を永久に去る悲しみ以上に、ナチの迫害から逃れられる喜びを胸に抱いた彼らを待っていたのはユダヤ人上陸禁”の冷酷な事実だった。これは、第2次大戦前夜、実際に起った出来事をイギリスのシャーナリスト、ゴードン・トーマスとマックス・モーガン・ウィッツが世界中に散在するセントルイス号の生き残り達に直接会って書き上げた原作をもとに、豪華なオールスター・キャストで描いた真実のドラマである。300万ポントの巨費を投じて製作の総指揮にあたったのは「カサンドラ・クロス」のサー・リュー・グレイト、華やかな競演の中で全体の要となるヒロイン役にフェイ・ダナウェイを配している。 他にもリー・グラント、ホセ・ファーラー、フェルナンド・レイ等、大物の出演が見もので特に、キャサリンロスはこの役で76年度ゴールデン・グローブ賞をさらった。


<ストーリー>

1939年5月13日  迫り来る死の手を逃れようとナチ・ドイツから脱出を計る937名のユダヤ人を乗せて、セントルイス号はハンブルグ港からハバナへ向けて出港した。 彼らの胸には、脱出できる喜びと二度と故国の土を踏めない悲しみが交錯していた。 ナチの党員になることを拒み続けるシュレーダー船長は失脚を狙われながらも、なんとか乗客達を無事にハバナへ送りとどけたかった。 乗客の顔ぶれは様々で、資格を剥奪された弁護士一家、 病弱な老教授、ドイツ名家出身の女。船の上で命を賭けた恋におちた若い二人もいた。そのころ、ハバナではこの937名をめぐって政治的かけ引きが進行し、キューバのブルー大統領は、日に日に高まる反ユダヤ感情にだめらい、上陸不許可の断を下そうとしていた。 5月27日、セントルイス号はハバナ港に入ったが、上陸が許されないまま時はすぎ、乗客は絶望の底に突きおとされる。船内の動揺は高まり、自らの命を絶つ者まであらわれ、船長は苦しみながらハンブルグへ戻る決心をする。 ハンブルグまでもう一歩の所で一通の電報が舞い込んだ。「オランダ・フランス・イギリスが入国を許可」 かくして937名の乗客はさすらいの航海の果て、ナチ・ドイツに戻る事だけは免がれたが、無論、 悪夢は終らなかった。1939年9月1日、第2次世界大戦が勃発したのである。

日本語字幕入り 183分

戦争映画補完計画

私の好きなWWⅡドイツ軍関係の戦争映画、特にマカロニコンバットやユーゴ製の戦争映画を中心に紹介するページです。あとテレビ洋画劇場世代なので、吹替版の映画も大好きです。