全艦発進せよ[TVシリーズ](1966)CONVOY

◆概要

 『全艦発進せよ』は、第二次世界大戦中、連合軍輸送船団の護衛にあたった駆逐艦 DD181号の活躍を描いた物語。 制作はNBC ユニバーサルで監督はドン・シーゲルほか。

 原題のCONVOYは護送船団の意味で、本作では輸送船団の乗組員や負傷者、非戦闘員、さらには捕虜など全く異なった背景を持った人たちの赤裸々な姿を、戦争という異常な状態を通してリアルに描いている。

 日本では昭和42年2月12日から5月7日まで、フジテレビ系列で放映された。


◆登場人物

ダン・タルボット中佐 護衛艦隊司令官:ジョン・ギャビン(納谷 悟朗)


ベン・フォスター 輸送船団長:ジョン・ラーチ(島 宇志夫)


スティーブ・ カークランド 航海長 : リンデン・チャイルズ(仲村 秀生)


語り手:矢島正明


◆放送リスト

第1話『怪電波発信』

放送日:昭和42年2月12日 22:15

原題:Passage to Liverpool

 船団から発信される謎の怪電波が、イギリスへ向かう約20隻の船団の安全を脅かしていた。その船団の中には女スパイが潜り込んでいた。

ジア・スカラ(中西 妙子)、富田耕吉、加茂嘉久


第2話 『対決』

放送日:昭和42年2月19日

原題:The Duel

 無事大西洋を越えてダブリンに近づきつつあった連合国輸送船団の前に立ちふさがったのが名提督として知られたフォン・クルッグ艦長のドイツ重巡洋艦『ルフトハンサ』だった。『ルフトハンサ』は、ドイツの誇る最新艦で威力ある3基の10インチ巨砲を擁しており、艦長クルッグの優れた戦術とともに、船団にとっては手強い相手だった。

 船団を発見したクルッグは、オスロへ直行せよとの命令を無視して、その攻撃を決意した。やがてドイツ重巡『ルフトハンサ』と船団を護衛する駆逐艦 DD181、111との決戦の火蓋が切って落とされた。


第3話『にわか副長の活躍』

放送日:昭和42年2月26日

原題:The Man with the Saltwater Socks

 タルボット中佐は機雷の無効化を試み、若い副長がクルーの信頼を取り戻そうと奮闘する。

ドン・ギャロウエイ


第4話『スパイ潜入 』

放送日:昭和42年3月5日

原題:The Assassin

 事故で死んだ航海士に代わって、 新しくハンス・ラーセンと名乗るデンマーク生まれの男が船団長の船に乗ることになった。

 船団長以下、誰も気がつかなかったが、彼こそがナチが送り込んだスパイだった。それというのも、船団長の船にはドイツの科学者ヴェルナー博士が乗っていたからだ。
ジェレミー・スレート、カール ・エスモンド

第5話『戦火の恋』

放送日:昭和42年3月12日

原題:Felicia

 カークランド航海長は、ロンドンへの特別任務中に英国海軍本部のOLと恋に落ちる。

キャサリン・クロフォード


第6話『脱出作戦』

放送日:昭和42年3月19日

原題:Flight From Norway

 美しいドイツ人科学者エルザ・アウフリヒト博士(ダナ・ウィンター)は捕らえられ、ノルウェーからイギリスへ向かうDD-181に乗せられる。

ダナ・ウィンター(本山 可久子)


第7話『くたばれU ボート』

放送日:昭和42年3月26日


第8話『U ボート艦隊と激突』

放送日:昭和42年4月2日


第9話『スペイン沖の取引き』

放送日:昭和42年4月9日


第10話『恐怖の不発魚雷』

放送日:昭和42年4月16日

原題:Admiral Do-Right

 能率の良い若い士官(アンドリュー・プライン)は、船体に不発魚雷がめり込むという危機に直面したとき、その真価が問われる。


第11話『暴風突破』

放送日:昭和42年4月23日 


第12話『若き水兵の死』

放送日:昭和42年4月30日


第13話『ゲリラの戦士』

放送日:昭和42年5月7日

戦争映画補完計画

私の好きなWWⅡドイツ軍関係の戦争映画、特にマカロニコンバットやユーゴ製の戦争映画を中心に紹介するページです。あとテレビ洋画劇場世代なので、吹替版の映画も大好きです。