戦場の叫び(1955)KINDER, MUTTER UND EIN GENERAL

〈パンフレットより〉


スタッフ

製作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エリック・ポマー

監督・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラズロ・ベネデク

原作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルベルト・ライネッカー

脚色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ギュンター・リタウ

撮影監督・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ギュンタ・センフトレーベン

撮影・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ルドルフ・フィットナー

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゲオルク・ジーベルト

音楽・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴェルナー・アイスブレナー

装置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エーリッヒ・ケテルート

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヨハネス・オット

録音・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴェルナー・ポール

編集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンネリーゼ・アルテルト


キャスト

(母親)

ヘレーネ・アスムッセン夫人・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒルデ・クラール

エルフリーデ・ベルクマン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テレーゼ・ギーゼ

女医・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウルズラ・ヘルキング

牧師の妻・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アリス・トレフ

裁縫師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マリアンヌ・シンクレール

インゲ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベアーテ・ケーペニック

(子供)

ハラルド・アスムッセン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アディ・レーデル

レオ・ベルクマン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディーター シュトラウブ

ゲオルク(女医の息子)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホルガー・ヒルトマン

エドムント(牧師の息子)・・・・・・・・・・・・・・カルル・ミハエル・クンツ

ヴェルナー(裁縫師の息子)・・・・・・・・・・・・・・ヴァルタ・レーフェルト

ローベルト(インゲの弟)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ペーター・ベルガー

(軍人)

将軍・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エヴァルト ・バルサー

軍曹・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンス・クリスティアン・ブレヒ

ドルンベルク大尉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベルンハルト・ ヴィキ

上等兵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラウス・ビーターシュタエト

軍医・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ルドルフ・フェルナウ

中尉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラウス・キンスキー


解説

 この映画の原作はドイツで現在最高の売行きをもつ「クイック」誌に連載された、ヘルベルト・ライネッカーの小説「子供と母親と一人の将軍」で、敗戦の色濃い対ソ戦場を舞台に、純真な愛国精神に燃える十四才から十六才までの少年たち、そして彼らの母親たち、命令一つで生命を投げ出すべき立場におかれた軍人たち、さらに、その同じ軍服に身を包む人々の中でも、いわゆる職業軍人と召集でかり出された将兵たちが、それぞれぞれの立場から戦争というものの見方考え方を赤裸々に発表している点で、これは通りいっぺんの戦争映画として片付けられない作品である。

 確かに戦争とは人類最大の悲劇である。しかも人類はこの悲劇をくりかえして来ている。この映画は、特に子をもつ母親の戦争に対する憎悪を、六人のドイツ女性が代表して、広く全世界に向つて代弁するものである。

 さて、このライネッカーの小説を映画化に当って脚色したのは、往年の名キャメラマンとして知られるギュンター・リタウ。製作は戦前「カリガリ博士」「嘆きの天使」「会議は踊る」などを手がけた名プロデューサーのエリック・ポマー。監督は「セールスマンの死」「乱暴者」などハリウッドの第一線に活躍するラズロ・ベネデク。撮影はギュンター・ゼンフトレーベン、音楽はヴェルナー・アイスブレナーが担当した。

 出演者の顔ぶれは、母親の代表的役割りで好演している舞台映画の名女優テレーゼ・ギーゼ、彼女はこの演技で一九五五年度ベルリン映画祭で最優秀女優賞を受けている。「〇八/一五」シリーズや「街道強盗」でおなじみのハンス・クリスティアン・ブレヒ、「誰が祖国を売ったか!」のアリス・トレフをはじめ出演者はいずれもそれぞれに好演技を見せている。

戦争映画補完計画

私の好きなWWⅡドイツ軍関係の戦争映画、特にマカロニコンバットやユーゴ製の戦争映画を中心に紹介するページです。あとテレビ洋画劇場世代なので、吹替版の映画も大好きです。